期末処理!売上原価の求め方
こんにちは。
株式会社UCHIAGEの経理事務担当です。
前回は、商品売買の処理方法についてお話しました。
uchiage-keiri-jimu.hatenablog.com
今回は、三分法による売上原価の算定方法についてお伝えしたいと思います。
売上原価とは?
まず「原価」とは、その商品を仕入れたときの元々の金額をいいます。
たとえば『原始人』や『原点』というように、「原」には“元々の”という意味があるため、「原価」と呼ばれています。
「売上原価」は、売上に紐づく原価を指します。
三分法の場合、期末に“繰越商品”という勘定を使って、売上原価を算定します。
売上原価の算定方法
ここで例を挙げます。
期首に30円分の商品在庫があり、
期中に商品を70円分仕入れ、
80円分の商品を100円で売上げ、
期末には20円分の商品が残っている場合。
期中処理は仕入の取引と、売上の取引となるため、
仕入 70/ 現金 70
現金 100/ 売上 100
となります。
これだけでは、売上原価(80円)が分からないため、期末で“繰越商品”を使った2つの仕訳をすることで、売上原価を算定します。
①期首の商品を仕入に含める。
仕入 30/ 繰越商品 30
②期末に残った商品を繰越商品に振り替える。
繰越商品 20/仕入 20
ここで、“仕入”勘定のみ抜き出すと、
仕入 70+30-20=80
となり、仕入勘定が売上原価を表します。
いかがでしたでしょうか?
期中で売上を計上する度に確認しなくても、期末に残ってる商品が分かれば、売上原価が分かるなんて、画期的ですよね!
次回もお楽しみに!
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株式会社UCHIAGE(うちあげ)
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