固定資産の会計処理方法「減価償却」の考え方とは?
こんにちは、株式会社UCHIAGEの経理事務担当です。
さて、以前の記事で「備品」と「消耗品」の違いについて紹介しました。
uchiage-keiri-jimu.hatenablog.com
今回は「備品の会計処理方法」について説明します。
まず、備品は「固定資産」に含まれます。
固定資産にもたくさんの種類がありますが、ここでは建物を例にして説明したいと思います。
たとえば、港区で会社を設立するために1億円の建物を購入したとします。
建物を購入した費用を、ある会計年度に一括して計上してしまうと、
その会計年度だけ大きな損失が出てしまう可能性があります。
すると、会社にとって1年間の通知表である決算書を、社内の社長や外部の取引先、あるいは銀行の担当者が見たときに、正しい経営判断がしづらくなってしまいます。
会計年度ごとの利益のバラつきを減らすため、固定資産の取得費用は使用可能な期間で割り振って計上します。
この会計処理方法を「減価償却」といいます。
減価償却は、『年月が経つにつれて資産の価値は目減りしていく』という考え方が前提にあります。
車は長く乗っているとエンジンがかかりにくくなって修理が必要になったり、
築年数が長い建物は壁が剥がれてしまって修繕が必要になりますよね。
使用可能な期間の目安があることで、車の買い替え時期や建物の建て替え時期が分かり、
長期的な支出の予想も立てられるというメリットもあります。
いかがでしたでしょうか。
「会計処理方法」と聞くと難しいというイメージがありますが、
背景となる考え方を知ると、理解を深めやすくなるのではないでしょうか。
次回は、減価償却の種類について紹介しますので、お楽しみに!
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