「流動」と「固定」の違いとは??
こんにちは。
前回に引き続き、勘定科目についてのお話をさせていただきます。
貸借対照表の項目は、大きく3つに分けられます。
「資産」「負債」「純資産」です。
そのうち、資産と負債にもそれぞれ種類があります。
それが、「流動資産」「固定資産」「流動負債」「固定負債」です。
つまり、資産と負債には、「流動」と「固定」があるんですね。
それでは、この「流動」と「固定」とは、どのような違いがあるのでしょうか。
まず「流動」と呼ばれる資産・負債とは一体どのようなものなのでしょうか?
「流動資産」は、「1年以内に」現金化できる見込みのある資産のことを言います。
そのため、現金預金、前回ご紹介した売掛金、そして短期保有の有価証券などが流動資産にあたります。
一方「流動負債」は、「1年以内に」支払う予定の債務のことを指します。
買掛金、支払手形、未払金、短期借入金などがこの項目にあたります。
続いて「固定」と呼ばれる資産・負債はどのようなものになるでしょうか。
そう、もうお分かりですよね。
「1年を超えて」保有する予定の資産や負債のことを「固定資産」「固定負債」と呼びます。
「固定資産」の例としては、建物、土地、長期保有の有価証券などがあります。
「固定負債」の例としては、長期借入金などがあります。
いかがでしたでしょうか。
「1年」という期間をボーダーラインとして流動か負債かを分けるなんて、意外と分かりやすいですよね。
しかし、このシンプルなルールだからこそ、会社によって違いが出にくく、正しく決算書が作成されると思うと、非常に大事なルールだと思います。
次回もふとした疑問や、間違えやすいテーマについて書きたいと思います。
よろしければ、また覗いてみてください。
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