費用と収益の計上方法についてvol.2(なぜ多くの企業が発生主義を採用しているのか?)
こんにちは!
株式会社UCHIAGE 経理事務担当です。
今回は、前回に引き続き、「費用と収益の計上方法」について書こうと思います。
uchiage-keiri-jimu.hatenablog.com
費用と収益の計上方法は、「現金主義」と「発生主義」の2種類があるとご紹介しました。
この2種類は具体的にどんな違いがあるのでしょうか?
例えば、3月決算の企業が3月末に売上の請求書を得意先宛に作成し、
得意先から4月に入金された場合、
発生主義では、「3月の売上」となります。
現金主義では、「4月の売上」となります。
つまり1ヶ月収益の計上月がズレることになります!!
3月が決算なので、売上の計上が「1年間ズレる」ことになるのです。
計上方法が異なることでこのズレが発生してしまっては、
1年間の利益に基づいて計算される法人税などの「税金」を
正しく申告することができないため、
税法の規定では「発生主義」を原則としています。
そのため、発生主義を採用している企業が多いのです!
費用と収益の計上方法一つとっても奥が深いんですねー!
今回は、発生主義が多く採用されている理由について書かせていただきました。
また次回をお楽しみにー!
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株式会社UCHIAGE(うちあげ)
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